楽天証券でエヌビディア株を買う方法と私の考察:株価推移から見るAI銘柄の未来
NVIDIA株、今から買っても遅くない?
2024年以降、エヌビディア(NVIDIA)の株価はまさに“ロケットスタート”。生成AIブームの象徴とも言える存在になり、「今から買っても遅いのでは?」と悩んでいる方も多いはず。
この記事では、楽天証券を使ってNVIDIA株を買う方法だけでなく、売上データやGPU技術「CUDA」の解説、そして筆者自身の投資視点まで、初心者にもわかりやすく解説します。
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エヌビディアってどんな会社?今さら聞けない基礎知識
AIブームの立役者:GPUの覇者NVIDIA
エヌビディアは1993年に設立された米国の半導体メーカー。
当初はPCゲーム用のGPU(画像処理装置)を中心に展開していましたが、現在ではAI、自動運転、医療など多方面に事業を拡大。
特に2020年代に入ってからは、AIの爆発的な需要を背景に、NVIDIAのGPUがAI計算の“心臓”として注目されるように。
時価総額は2024年末に2兆ドルを突破し、Apple・Microsoftに次ぐ米国第3位に浮上しています。
2020年代に入って株価はどう動いた?
- 2020年10月:約13ドル
- 2022年3月:約27ドル
- 2025年3月:約110ドル
Googleなどで表示されるNVIDIA株価は、株式分割後の調整済み株価です。実際の株価は分割を経て大きく変動しているため、額面上の値だけでなく、成長率にも注目しましょう。
※NVIDIAは2021年に1:4の分割、2024年に1:10の分割を実施しており、合計で1:40の効果があります。
エヌビディアの売上推移をチャートでチェック【FY21〜FY25】
急成長のタイミングとその背景
売上は2023年通期→2025年通期で約5倍に増加。背景には以下のような要因があります。
- ChatGPTなどの生成AIの爆発的需要
- AIファクトリー(AI用データセンター)の増加
- フルスタック戦略(GPU+ソフト+クラウド)の展開
- 開発者を囲い込むCUDAエコシステムの拡大
特にFY24第2四半期以降の売上伸びは顕著で、まさに“AIインフラの王者”としての地位を確立しています。
インタラクティブチャートで視覚化
売上を支える“中身”とは?CUDAとAIファクトリーの秘密
CUDAとは何か?簡単に解説
CUDA(Compute Unified Device Architecture)は、NVIDIAが提供するGPU向けのソフトウェア開発プラットフォーム。
これがあることで、AI・機械学習・科学計算においてGPUをフル活用した高速処理が可能になります。
- 開発者向けの豊富なライブラリ(cuDNN、TensorRTなど)
- PythonやC++から簡単に操作できる柔軟性
つまり、NVIDIAのGPUは「ただのチップ」ではなく、ソフト込みで完成された武器なんです。
NVIDIAがAI時代に圧倒的な理由
- GPU(ハード)+CUDA(ソフト)+クラウド(DGX Cloud)のフルスタック戦略
- CUDAエコシステムによる開発者ロックイン効果
他社がGPUの性能で追いついても、CUDAの存在がNVIDIAの強みを絶対的なものにしています。
データセンター事業とソフト戦略
現在、NVIDIAの売上の88%がデータセンター部門から。
単なるGPUの販売だけでなく、AIクラウドサービスとしての収益モデルも確立。
- H100 GPUによるAIクラウド「DGX Cloud」
- ソフトとハードの垂直統合で利幅アップ
楽天証券でのエヌビディア株の買い方【初心者向け】
国内証券で米国株を買う基本ステップ
- 楽天証券の口座を開設(特定口座がおすすめ)
- 日本円を入金し、米ドルに両替
- 「NVDA」で検索し、買いたい株数を入力
- 成行 or 指値注文を選んで購入完了!
米国株は日本時間の23:30〜6:00に取引可能です。
楽天証券での実際の操作フロー
- スマホアプリ「iSPEED」→「米国株」→「NVDA」
- 「買う」→株数・注文種別を設定
- 円→ドルの自動変換は注文時に反映
手数料や取引時間など注意点まとめ
- 為替手数料:1ドルあたり25銭(片道)
- 取引手数料:約定代金の0.495%(上限22ドル)
- 配当金に二重課税の可能性 → 確定申告で外国税額控除を活用!
私の考察:NVIDIA株はまだ伸びる?AI銘柄の未来
今後の成長をどう読むか
生成AIの需要が続く限り、NVIDIAの成長も続く可能性が高いです。
ただし、株価はすでに高値圏にあり、今後の成長率がPERを正当化できるかがカギ。
新アーキテクチャ「Blackwell」やAIソリューションの展開が注目ポイントです。
CUDAの強みと競合の動き(ROCmなど)
AMDのROCmやIntelのoneAPIなど、CUDAの競合も登場していますが、
現時点では開発者コミュニティの規模や実績でCUDAが圧倒的です。
ただし、オープンソース志向の企業が増えており、今後の風向きには注意が必要です。
今買うべきか、それとも様子見か?
もし購入する場合は、今すぐ全力買いよりも、分散投資でじわじわ買い増しがおすすめ。(投資は自己判断で!)
- 毎月の積立
- 調整局面でのスポット買い
- 他AI銘柄とのバランス保有
まとめ:AI×GPUの未来にどう備えるか
NVIDIAは単なるGPUメーカーを超えて、AI時代のインフラ企業になりました。
売上、技術、エコシステム、どれをとっても「次元が違う」状態です。
ただし、投資にはリスクも伴います。自分のリスク許容度を見極めた上で、
AI銘柄の未来にどう備えるかを考える材料になれば幸いです。
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