海外AIニュース・トレンド ai-driven 2025年3月21日 0 コメント

F1の未来はAIが決める？マクラーレンの3億回シミュレーション戦略

本日より2025年F1中国グランプリが開幕！

F1といえば、ドライバーの腕やエンジニアの技術力が勝敗を分けるイメージがあるよね。でも実は、データとAI（人工知能）が勝負を決める時代になっているんだ。特に、マクラーレンF1チームは最先端のAI技術とデータ解析を駆使。わずか0.001秒の差を縮めるための戦略を組み立てている。

では、具体的にどんなことをしているのか？難しい話は抜きにして、F1初心者でもワクワクできるように解説していくよ！

F1は「データの戦い」になっている！

最近のF1は、単なるレースではなく「データ戦争」とも言われているんだ。
なぜなら、1台のF1マシンから毎秒数千ものデータ（エンジンの温度、タイヤの摩耗、燃料消費量など）が送られてきて、それを解析しながら戦略を決めているから！

例えば、レース中のタイヤ交換（ピットストップ）のタイミングをミスすると、大きく順位を落としてしまう。「今、交換すべきか？もう少し耐えられるか？」 これを人間の勘ではなく、AIがデータを分析するのが今のF1の常識になっているんだ。

AIが「仮想レース」を３億回もやっている⁉

マクラーレンはレース前に、AIを使って３億回ものシミュレーションを行っている。もう1回言うぞ！3億回だ！！！これは「もし、こういう状況になったら？」というパターンをひたすら試して、最も勝てる確率が高い戦略を見つけるためにやっている。

たとえば：

晴れの日と雨の日で、どのタイヤを選べば有利か？
他のチームがピットインしたら、こっちはどう動くべきか？
レース中にトラブルが起きたら、どんな対処が最適か？

こういった「もしも」の状況を事前にAIで何百万、何億回と試すことで、本番のレースで最善の選択ができるようになる。筆者はテレビ画面のデータだけを見て、「なんでそこでこのタイヤは履くのかなぁ・・・」なんて怒ったりしてた。

けど、3億回ものシミュレーションしていると聞いたら、素人が口を挟むのが申し訳なくなるね・・・ごめんなさい。。。

GoogleとAIの最強タッグで、0.001秒を削る！

マクラーレンは、Google CloudのAI技術を使ってリアルタイムでデータを分析している。レース中、クルマの状態は一瞬で変わるけど、GoogleのAIはそのデータをほぼ瞬時に解析し、エンジニアに「次の一手」を提案するんだ。

例えば：

「あと3周でタイヤのグリップが落ちるから、ピットインの準備を！」
「ライバルチームがピットに入るから、1周粘ればアンダーカット（追い抜き）ができる！」

こういったアドバイスを、AIがレース中に次々と出してくれるわけ。で、それをチームのクルーが見て、最終的にどの戦略にするかを数秒以内に決定する。1,000分の1秒を削る戦いをしているF1では、たった1秒の迷いが致命傷になるからね。

AIがレースの「直感」を超える時代へ

昔のF1では、ドライバーの「感覚」とエンジニアの経験が戦略のすべてだった。でも今では、AIが人間の直感を超える判断を下す可能性が出てきた。

例えば、かつては「そろそろタイヤを交換したほうがいいかも？」という判断はドライバーのフィーリングに頼る部分があった。でも、今ではAIが「あと2周なら耐えれれる」「この周で交換するとタイムが0.3秒速くなる」と数値で正確に判断できるようになってきている。

つまり、マクラーレンの戦略はもはや「人間の勘」ではなく、AIによって設計された”勝利の方程式に基づいているってわけ。